大阪湾の淀川河口に迷い込んだクジラのよどちゃんが、亡くなったことが大阪市の調査で確認されました。
そこで今回は、淀川のクジラの「よどちゃん」の死因は衰弱だったのか、そして、救えなかった理由や巡視艇の役割に見ていきたいと思います。
よどちゃん(淀川クジラ)の死因は衰弱?
1月9日に淀川の河口付近で発見されたクジラは、「よどちゃん」の愛称で親しまれていました。
体長は約8mで、当初は潮を吹いたり、尾びれを動かしたり元気そうでした。
しかし、1月11日の夕方からよどちゃんは動作が止まり、体の一部を水面に出したまま浮かんでいる状態が続いていました。
そんな中で、大阪府の担当職員らが13日の午前、専門家とともに船で現地に向かい、1時間ほど調査したところ、よどちゃんが死んでいることが確認されました。
よどちゃんの死因についてはまだ明らかにされていません。
クジラについては、解剖しても死因が特定できなかったこともあり、今回についても専門機関での調査が必要となってきます。
よどちゃんを救えなかった理由は?
よどちゃんの体調が心配され始めてから、多くの人は心配しており、何とかできないものかと思った人もいたことでしょう。
しかし、結果的には何もできずに見殺しにしてしまったと、指摘する人もいたようです。
みんなの声は
・かわいそうですね。だけどこれも自然の摂理。胸を痛めた方々も沢山いらっしゃるとは思いますが、外敵のいない淀川で静かに最期のときを過ごせたことはよかったのではないでしょうか。
・可哀想な話だが下手に沖に戻そうと近づいて二次被害が出ても困るしな。
・人が下手に手を出すとクジラに悪影響を与えて死なせてしまうかもしれないから難しかったんじゃないかね。
・残念ですが、自然の摂理ではないでしょうか
よどちゃんを監視した巡視艇の役割は?
よどちゃんが淀川の河口付近に迷い込んだ1月9日から、大阪海上保安監部の巡視艇がよどちゃんの監視を始め、連日監視は続いていました。
2日目の1月10日には、最初に確認されたところから100mほど移動したところにいて、動いている様子が分かりました。
1月11日には、様子を見に来ていた人が、まだ潮を吹いていたことを確認し、安心していました。
次のようなコメントもありました。
海上保安庁は何をしてたの?
救助するとかなかったのかなー?
監視しているとニュースであったけど、それなら自転車で見に来てる人と同じでは?
どうにかして助けて欲しかった。
まだ元気な時に、海中超音波装置でクジラが嫌がる音を出して追い出すことはできなかったのだろうか。
気持ちは分かりますが、難しいのでしょうね。
ちなみに巡視船(巡視艇)の任務は、海難の救助や海洋における汚染の防止、海上における犯罪の予防および鎮圧などです。
今回のクジラへの対応は、この任務内ということなのでしょう。
よどちゃんの死因まとめ
今回は、淀川のクジラの「よどちゃん」の死因は衰弱だったのか、そして、救えなかった理由や巡視艇の役割に見ていきたいと思います。
淀川クジラの「よどちゃん」の死因については、現在のところでは分かっておりません。
解剖しても死因が特定できなかったこともあるようで、今後は専門家の調査に委ねられるのでしょう。
「よどちゃん」の愛称で呼ばれ、海へ返してあげたかったですが、大きな体を助ける手立てはなかったのでしょう。